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弊社では性別や所属部署等に関係なく、育児休業を取得しやすい環境を整備しております。

取組状況について

1. 男性の育児休業促進に取り組むきっかけ・背景

核家族化が進み、両親ともに育児に取り組む時代になってきたこと。
女性活躍推進を進める上で、男女の区別なく育児にも取り組むべきだと考えたため。

2. 男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組

育児介護等規程の整備
産前~育児に関するガイドブックの作成、展開

3. 取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点

課題
  • 客先に常駐している場合、スケジュールが決まっていて育休が取得しにくい。
解決策、工夫した点
[営業]
  • お客様のスケジュールに変更が発生してしまうため、営業からお客様へお詫びの連絡を入れ別の要員を提案している。
[社員]
  • 早め(安定期に入ったらすぐ)にお客様に連絡している。
  • 作業が残ってしまわないように、予定日1週間前くらいから重いタスクから外してもらっている。
  • 育児休暇で不在になる前に、課題事項や今後必要になると考えられる作業をまとめて、お客様に報告している。
[上長]
  • 育児休業を取得することによる評価上の不利益がないようにしている。

4. 取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと

お客様との信頼関係構築

5. 定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください

社員に事例を紹介することにより、育休取得のハードルを下げようと思う。

育児休業を取得した従業員の所感

従業員Aの場合

育休取得期間 通算 62日間

(1) 育児休業を取得したきっかけ

弊社が男性社員の育休取得を推奨していること。また、客先でも男性社員で育休を取得している方がいることを知っていたため、非常に取得しやすい環境であったことが大きなきっかけです。

さらにもう一つのきっかけとしては、今回三人目の子どもに対する育休であり、一人目、二人目も育休を取得していたため、今回も取得したいという話を夫婦でしていたためです。

(2) 育児休業を取得して良かったこと

良かったことはたくさんあります。
  • 生まれたばかりの子どもとずっと一緒に過ごせる
    ⇒おむつ替え、沐浴、着替え、寝かしつけ等、やることはいっぱいですが、何といってもやっぱり我が子は可愛いです!
  • 家事を普段以上に分担、協力できる
    ⇒我が家は、第三子の主なお世話を妻、それ以外を私が行っていました。
  • 出産届の提出や会社への書類申請等、落ち着いて対応できる
    ⇒市役所は平日のみの対応ですし、書類の抜け漏れもしたくない。
    自分が働きながらあるいは妻が一人で子育てをしながら対応するのは本当に大変だと思います。
  • 第一子、二子が通っている幼稚園の行事に積極的に参加できる
    ⇒お父さんのみで、子供と一緒に普段の幼稚園生活を過ごすことができる行事が偶然重なりました。
    1週間平日のみであったのですが、そのうち3日間参加して、たくさんの子供たちにたくさん遊んでもらいました!
  • 第一子、二子が幼稚園から帰ってきたら一緒に遊ぶことができる
    ⇒働いていたら、平日は一緒に夜ご飯を食べて寝るだけになってしまいますが、育休中であれば、いつでも公園に行ったり児童館に行ったり家で絵本を読んだりパズルをしたりと上の子と過ごす時間もたくさん取ることができます。
  • 給与、賞与の税制面で優遇される
    ⇒条件はありますが、健康保険、厚生年金保険の支払いが免除されます。
    私は賞与で手取りが健康保険料、厚生年金保険料分の10万円ほど増えました!

(3) 育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点

育休取得が決まったタイミングですぐに客先のプロジェクトメンバーへ連絡しました。
早めに連絡することで、育休開始までの期間でできそうな作業を調整できました。
そして、アサインされた作業を予定までに終わらせ、その内容を定期的に行っている情報共有の場で展開することで業務が一段落。
すっきりとした気持ちで育休を迎えることができました。

(4)育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること

(3)の内容に関連しますが、何かイレギュラーなことがあった場合の早めの連絡(報告、相談も)ができることかなと思います。
一人で抱え込まず、周りを巻き込むことは大切だと思いますので、その点生かせられているのは良かったと感じます。

(5) これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス

(2)で良かったことをたくさん挙げましたが、もちろんデメリットもあります。
例えば、休業期間は業務ができないため、その間の状況が全く分からない。他メンバーに遅れを取る可能性がある。部下のフォローができないといった点です。
各々置かれている環境により、取得したくても取得できない場合もあるかと思いますが、取得できるけど迷っているという恵まれた環境にいる方には是非1週間でも1か月でも良いので一度育休というものを経験していただけると良いと思います。
大切なお子さんの成長を見られるのは今しかありません。
仕事と子供の成長、その他諸々天秤にかけ、悔いの無い判断をしていただくようお願いいたします。

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